アズライト(藍銅鉱)を水・湿気の多い場所に置いてはいけない理由

趣味の地学

皆さんこんにちは。先日アズライトを購入しました。あの深い青色が大変美しく、コレクターにも人気の鉱物ですよね。しかしこの鉱物、湿気の多い場所に注意する必要があるのです。今回はどういう訳でアズライトに水がよくないのかを解説します。

アズライトとは

アズライトの基本情報

英名:Azurite

和名:藍銅鉱

組成式:2CuCO3・Cu(OH)2

別名:ビス(炭酸)二水酸化三銅(II) 群青

結晶系:単斜晶系

モース硬度:4

アズライトは群青とも呼ばれます。これは群青色の群青のことです。昔から岩絵具の原料に用いられてきました。例えば尾形光琳の燕子花図屏風の花の部分はアズライトが使われています。

燕子花図屏風 

アズライトを湿気の多い場所に置くとマラカイト(孔雀石)になる

アズライトと水を反応させると以下のような化学反応式になります。

2 Cu3(CO3)2(OH)2 (アズライト)+ H2O → 3 Cu2(CO3)(OH)2 (マラカイト)+ CO2

よってこの式によってアズライトに水を加えるとアズライト中のCO2が抜け、マラカイト(孔雀石)になることが分かります。

アズライトはマラカイトよりも安定性が低いため、マラカイトに変化します。そのため、通常逆の反応は起きません。

アズライトはよくマラカイトと共存した標本が見られますが、この水に対するアズライトの性質がその一因です。

ちなみにマラカイトは緑青と同じ成分です。緑青は錆びた銅像が緑色になっているあの緑色の化学物質のことです。

アズライトの保管方法

前述のとおり、アズライトは水に弱いので密閉できる容器に保管しましょう。

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